このレビューはネタバレを含みます▼
この作者さんの描く人物それぞれの表情とか、あ、なんか今引っかかったな、っていう少しの気持ちの機微や含みの自然な描かれ方がすごく上手くて自然で、でもしっかりと伝わるところが大好きです!
BLファンタジーじゃなくてそれぞれのカップルの関係性をじっくり深めて進展させていく地に足ついているストーリーもおもしろくて引き込まれます。
何より富田がなんていい奴なんだ。でも斉藤・富田カップルのお互い絶対思うところアリアリだよね!?みたいなものすごく気になるところで3巻が終わったので、続きをものすごく心待ちにしています。
【5巻読了後感想追記】
余裕ありげに見える厚さんが、意外とそうじゃなくて内心ものすごく慎重に富田のことをずっと考えているのがわかる巻でした。前回と同じ轍を踏まないように慎重に慎重に理解を深めようとしているのが意外性もあって、余裕のある大人のその余裕のなさがより真剣さと夢中さが如実に出ていて、厚さんの内面ににスポットを当てた今巻、とても良かったです!
最後の最後に富田の特大布石があったので、またこれからの2人を見れるのかな!?とものすごく期待して待っています。
あと梶原の自分と同じタイプで言い合いになっちゃって上手くいかないって言ってたお相手ってまさかの坂本…!?この二人の今の関係も気になります!