意外に繊細です





2010年4月7日
新種の生物に寄生された人間が人間を襲い、食う。
こんなグロな漫画で
まさか泣けるとは思いませんでした。
人食い描写はかなりグロいですが、心理的にはとても繊細な作品です。
寄生される人間と、そうせずには生きられないパラサイト。この不条理のなかで、シンイチに寄生したミギーや、恐ろしいパラサイトたちが、だんだん豊かで人間らしく見えてくる…。
進化の過程で最も恐ろしい生物と化したのは、群集心理に左右され、体に牙も爪も持たない私たち人類のようでもあります。
田村レイ子の残した言葉の数々が、読み終えてなお鮮やかで、忘れられない作品になりそうです。
こんなグロな漫画で
まさか泣けるとは思いませんでした。
人食い描写はかなりグロいですが、心理的にはとても繊細な作品です。
寄生される人間と、そうせずには生きられないパラサイト。この不条理のなかで、シンイチに寄生したミギーや、恐ろしいパラサイトたちが、だんだん豊かで人間らしく見えてくる…。
進化の過程で最も恐ろしい生物と化したのは、群集心理に左右され、体に牙も爪も持たない私たち人類のようでもあります。
田村レイ子の残した言葉の数々が、読み終えてなお鮮やかで、忘れられない作品になりそうです。

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yowakage さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件