春と夏となっちゃんと秋と冬と僕
」のレビュー

春と夏となっちゃんと秋と冬と僕

佐岸 左岸

君たちは、きっと、ずっと一緒だよ

ネタバレ
2021年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 驚きました。初コミックスだそうです。なのにこのクオリティは素晴らしく、一人拍手喝采、一人スタンディングオベーションの気分です。4コマ(8コマ)の中に、ドラマがあって、オチがあり、心理描写も繊細で萌えの塊に脱帽です。何気ない日常の中の恋物語が、ふふっと微笑ましい。幼なじみであり、恋人である二人。互いに好きが溢れてて、二人だけの世界のようでキュンキュンします。とにかく可愛いんです。なっちゃんは、無自覚なのか、意識的なのか、シマを煽るような口説き文句がサラリと出てきて男前。そんな煽りに理性と戦う前に敗れてるシマが、ほんとに可愛いらしい。イチャイチャ、ラブラブですぅ。お互いに大好きなのは、周りの友達も周知の事で、彼等もいい子たちですねぇ。同じように好きでいるけれど、時折シマの不安が切なくて…今ある幸せのもっと先を考えたら、不安になるものなのかなぁ。いつか終わってしまうかのような口振りが寂しくて、思い出になんかにして欲しくない…。若い恋はガラスのように脆い事もあるけれど、若いからこそ全力でぶつかる事が出来る。二人でこれからも一緒に、沢山の思い出を紡いで行って欲しいですねぇ。シマとなっちゃんなら大丈夫!進路が離れても、心は離れる事はないと思うから、楽しい未来を考えていって欲しい。シマの未来にはなっちゃんが、なっちゃんの未来にはシマがいる、そう信じます。素敵なラブストーリーです。何回も読み直すなぁ、これ。
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