人はどうして守れない約束をするんだろう





2021年2月21日
小学館のセール中なので昔読んだ少女漫画オススメしてます。この作品、レビューみて、案外評価が割れているので、へーって驚きました。映画化もされてるので、色んなひとが読んでいるのでしょうね。リアルタイムで読んでましたが、途中で休載時期もありしかも元晴にとって辛い状況で止まっていたから、無事に完結するかどうか不安でした。最後まで描いてくださったことに作者さんに心からありがとうを言いたいです。家族は第二の患者というように、作者さんは近しい方の闘病に付き添って、かなりお辛い思いをしたのではないかと想像します(この後描かれて現在休載中の「春巡る」も病院、闘病がテーマです)。たまに、病気や死を扱ったものを頭で考えて読者を感動させることを目的として描かれる漫画もあって、読みながらなんだかなーと思ってしまいますが、この作品は実際の体験を元に描かれているかもしれないからか、病気になってからのお母さんの元晴に対する執着と元晴のどこへも行けない苦しみが胸に迫ります。漫画読みだった母はこの漫画を貸した時闘病中で、私も24時間付き添っていて、完結を待たずに母は亡くなってしまいましたが、どんな気持ちで読んでいたのかなぁと今も思い返しますね。
作品はだいたい3つのパートに分かれていて、北海道釧路の高校生時代、元晴の東京での高校生時代、社会人時代です。
誰もがいつでも一生懸命に生きていました。釧路の高校生時代の詩のようなモノローグもとても好きでした。奥華子さんの「楔」という曲が七美と元晴の想いそのままなので、ぜひ聴いてみてください。
作品はだいたい3つのパートに分かれていて、北海道釧路の高校生時代、元晴の東京での高校生時代、社会人時代です。
誰もがいつでも一生懸命に生きていました。釧路の高校生時代の詩のようなモノローグもとても好きでした。奥華子さんの「楔」という曲が七美と元晴の想いそのままなので、ぜひ聴いてみてください。

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