異剣戦記ヴェルンディオ
」のレビュー

異剣戦記ヴェルンディオ

七尾ナナキ

RPG好きにおすすめファンタジー

ネタバレ
2021年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異剣というチートアイテムが飛び交う世界での、酒場運営&拠点防衛ストーリー。
拠点とはマイホームや店のことです。戦争の拠点ではありません。
癖のありすぎる客(戦闘狂)から拠点を護り生活レベルを上げよう!みたいな感じです(今のところ)。
拠点づくりがゲームのような表現だったり、残されたアイテムを使ったり、人との出会いから段々とできることが増えていったりと、RPG感があって大変良いです。
相変わらずナナキ先生は、大人でも子供心をくすぐられるようなワクワクする上質なファンタジーを描かれますね。
魅力的なキャラクター、テンポの良い話運び、コミカルで軽快なセリフ回し、予想の斜め上をいく驚く展開、シリアスとギャグの緩急とどれも素晴らしく、ぐいぐい引き込まれました。
ですが1巻の時点ではまだ序章(拠点の準備段階)ということもあり、比較的地味な展開が多め。
しかし好感の持てるキャラクター、人との関わり合いが増えていくごとに豊かになっていくストーリー、少しずつ広がる世界観に、きっとワクワクさせられることでしょう。
前作のHelckはとてもスロースターターな物語だったので、今作もそうなんだろうなと思っています。
現時点で既に気になる伏線がチラホラ蒔かれており、明らかに壮大になっていきそうなフラグがあるので今後の展開が楽しみでなりません。
ちなみに私は既にHelckでナナキ先生の物語に魅せられた人間なので、1巻の時点で、あっこれ絶対面白いやつだ!となっております。おすすめ!
おまけ漫画もたっぷり、カラーページもそのまま掲載されています。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!