爛れる匣庭
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爛れる匣庭

天河藍

エロと執着と、不気味さ

ネタバレ
2021年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3話まであっという間に読了。読み終えた後に深いため息が出るほどストーリーに引き込まれ、いい意味で疲れます。天河作品の中では愛あり甘め。もちろん無理矢理・ゲロ・流血シーンは軽くありますが薔薇とヘドロに比べたらかわいいもんでした。幼少期に見知らぬ人物に番にされたヤバすぎる設定からの実は好きな人がその犯人でしたという話。ハイスペスパダリ攻めだけど目が怖い。背景が急に真っ黒になるシーンなんかはドキッとします。今回、「2話が特にエロい」とのレビューを読み我慢できず購入を決めましたが、ほんとーーにエロいです(笑)交尾さながらの中◯しセ◯クスはオメガバース特有ですね。2人の体格差や、受けの追い詰められた小動物感にはゾクゾクしてしまいます。攻めが異常なほど受けに執着しているけど、何が彼をここまで狂わせているんだろう?同窓会のハガキのくだりや脇役Ω(味方?)の出現など、まだまだ一悶着ありそうです。執着とエロだけではない仄かな不気味さ漂っています。ハピエンというよりメリバの予感。
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