40歳で結婚しました。【単行本】
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40歳で結婚しました。【単行本】

瑞樹奈穂

リアル感がちょうど良い。

ネタバレ
2021年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は40代前半の既婚者で結婚して10年以上経過しています。もし、自分が今も独身だったとしたら目線で読むと、仲村先生のようなイケてる担任ではないにせよ、女子高出身で憧れている既婚の先生を思い出しました。科目担当でもなく、委員会の顧問でウチの担任と仲が良く、よく見かける方でした。
友達と若いイケオジ具合に、キャッキャはしゃいでいましたが、夏休みに図書委員の書庫整理してる時に私服スタイルを見て、スーツスタイルのギャップに逆に醒めた記憶が懐かしいです。

程よいリアリティが心地良く、二人の周りの方々のあたたかい見守りが素敵でした。
主人公芽衣子の 芯の通ったしっかり者の姉で仕事もきちんとしているのに、恋愛初心者のような経験値で、遅咲きの恋愛をしながら結婚とは何ぞや⁉︎という生活というものや、40歳過ぎだからこそ考えてしまう子供の事、再婚の先生にまつわる子供がいる人との事など。
私は、初婚同士で妊活するも悲しいながら未だ授かれていない辛さがあり、女性だからこそ考える哲学的な無限の樹形図を止めてしまうかもな不安など、また
結婚式も昔と違い、多様化している事など本当に引き込まれてしまいます。
節目の大切さなど、まだ結婚されていない方にも伝わるといいなと思いました。
挿絵の主人公のドレスとブーケとヘアスタイル、和装など羨ましいです。自分は、派手にしたかったけどささやかなリゾ婚少数にて写真の為のお色直しもなく白ドレスのみだったので綺麗に和装や色ドレス着たいと未だ後悔しています。
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