恋する王子
」のレビュー

恋する王子

加藤絵理子/小椋春歌

コミックが同じ漫画家で安心です。

ネタバレ
2021年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ イラストとコミカライズが一緒の作者が難しいけど、時差による絵柄の劣化もなくスッキリ。男性版モニカは小柄で非力で魔力もなく、孤独で上司に冷遇されまくってかわいそうだった。そんな時に初恋の女性に似ていると言われて、有り得ないほど優しくされたらコロッとまいってしまうんだろう。マジでBLのイントロ…。だからといって、寝所に忍び込む極悪非道がチャラになるほど世間は甘くない。せめて誘拐して拘束レベルーでとどめておけたらもうちょいレビューも好意的だろうか。世間の評価を気にせず、作者の書きたいように改変されなかったのか?昔の青年マンガとか、恐ろしく残虐な描写がバンバンあったし、時代背景でインパクトを狙い過ぎたのかも。イっちゃってる王子様と幼いヒロインの無知で済まされるか…。ヤバいレベルの取り返しのつかない暴走だが、親父も必死で娘を性別変えてまで隠す発端だしなあ。
ある意味突拍子もない事やらないと、小説コンペでは勝てないんだと。某りぼんのマーマレードボーイの設定とか、もっと酷い。両親の熟年交換結婚で同い年男女の強制同居だからな。読者小学生は気づかないが、高校生なら発狂モノだよな。家出してグレる。
性転換ストーリーで小説ではもう一度男に戻ったりしてたけど、だんだんただの溺愛モノになってる。
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