このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんなんですが、スパダリ系年下攻めと聞いてすぐ食い付いてしまいました。表題作全5話+12ページほどの短編1話+表題作の描き下ろしで合計181ページ。初恋の相手で高校の同級生だった親友の結婚式の帰り道、同じ名字(三国)の居酒屋の看板を抱き抱えて潰れてしまった翔太を介抱したのは、その居酒屋三国でバイトをしていた真裕。翔太を自宅に連れ帰った真裕は、翔太の一途な想いと涙に心が動いて…というお話です。いやもう真裕が男前過ぎる!この一言に尽きます!見た目が格好いいだけじゃなくて中身も超男前!こんな高校生がいたら絶対みんなイチコロですよ!いやもうなんなら「俺学生だもん」ってブレザー羽織る仕草だけでもギューンっと来ました!最終的に翔太も前を向けて良かったです。ノンケだから萎えるに違いにないと踏んで翔太が真裕にフ○ラを仕掛ける場面はちょっとイマイチでしたが…。翔太は結構一人で考えてグルグルしちゃうタイプなので若干イラッとしますが、真裕が上手いこと軌道修正してくれるのでそこまでストレスを感じることなく読めました。絵は全体的に綺麗で丁寧だと思います。人物の顔のアングルが結構似た感じのが多かったのが気になりましたが…。表紙の翔太はなんかネズミ小僧みたいですが、中身は全然そんなことなく中身の方が断然良いです。