ウィンター・キル
」のレビュー

ウィンター・キル

ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/草間さかえ

なんてこったい…

2021年2月28日
こちらの作家さんの本は大好きで全部読んでいるのですが、全部のお話の主人公またはその相方は警察官(中でもFBIが多い)。今回もそうなのですが、なんとなんと、今までの作品のFBIキャラがこれでもか、といわんばかりに出演するのです。
マーダーシリーズはフェアプレイシリーズに名前だけ(アドバイザーとして)出ていたサム・ケネディが主人公(またはその相方)ですが、そのサム・ケネディも後半登場するし、今作の主人公はマーダーシリーズでも名前が出ていた人で、フェアプレイシリーズのタッカーの元恋人でもあるし、「クリスマスの航路」のシェインも名前だけですが出てきます。タッカーとシェインは、まぁ知らなくても全然大丈夫ですが、サム・ケネディは彼の追っている事件が深く関わってくるので、マーダーシリーズは合わせて読んだ方がいいと思います。なんてこったい…は、マーダーシリーズをもう一度読み直さなければ…という思いからなんですが、まぁなんせ長いので!読み応えがあるところも大好きなんですが。
この作家さんのお話はBL要素もありつつ、でもストーリーが本当に面白いんです。このお話のラストを読んで、マジか…もっかいマーダーシリーズ読まなきゃな。って思った次第です。たぶんラストまで読んだ方は共感してくれると思います。ちなみに私が1番好きなシリーズは、ぶっちぎりでアドリアン・イングリッシュです!次点でフェアプレイシリーズかなー!
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