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伏線の回収が上手で前のめりで読めちゃう！
2021年3月2日
ずっと気にはなっていたんですが今まで作者さんの作品を読んだことがなくて、フォローさせて頂いている方が高レビューされていたのでこれを機に読んでみたら、なるほど面白い！本編は探偵の黒瀬さん×有名コンシェルジュの律のお話で、全７話＋描き下ろしでボリュームたっぷり合計244ページ。ひょんなことから二人が両思いであることが判明したけれど、どうやら律には隠していることがあって…という展開です。伏線の回収の仕方が上手というか、読み進めていくと後になって「あ、そういうことか！」と分かることが多いです。なので読んでいる最中はこれが何かに繋がるのかな？とワクワクしながら読めるので、中だるみすることもなく常に前のめりな感じで読めました。律の気持ち（復讐心＝恋慕）のくだりがちょっと分かりにくかったですが、ストーカー気質な律の重ーーい愛情も真っ直ぐ受け止められるんだから黒瀬さんも一癖あるんですよね。律が手綱を握っているのかと思いきや、実は握っていたのは黒瀬さんで、と思いきや実は…という感じで、昔の映画「インセプション」みたいな感じ？何重にも階層があって、そういうのをBL漫画で表現できるのが凄いなぁと思いました。絵も綺麗だし、シリアス一辺倒ではなくギャグっぽい部分の塩梅も良いし、エロも適度にあり。良い買い物ができたなぁと思います。
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