このレビューはネタバレを含みます▼
同作者さんの「雨だれの頃」がすごく好きで、この作品もフォローさん方のおススメだったので、購入。可愛らしい絵とぬいぐるみという表紙に、ほっこり系かと思いきや（実際レビューを読むまで甘々ラブラブなお話かと思っていました）、個人的にもすごく染みるお話でした。自分の親も執着親だったので、物理的距離を取れる安堵感は身に染みているし、犬猫ホーダーの現場でその闇を目の当たりにしたこともあるし、めちゃくちゃ感情移入してしまいました。イオリのお母さんも、もっと早く人に頼れたらよかったし、もっと早く手を差し伸べられたらよかったなと思いつつ、現実的にはその術を知らない人も大勢いるんだよなと、少し胸が痛みます。個人的なことはさておき、皆さんおっしゃるように、寮のみんなが個性的でありながら、「自己満」と言いながら、相手を思いやれるいい人たちばかりで、その中で心を開いていくイオリとイオリを通して自分の心の奥にあることに気付くアキの関係が本当に温かいです。フォローさん方もおっしゃっていますが、お互いを想ってのエチは可愛くて可愛くて、何だか見ていいのかなと恥ずかしくなってしまいました。しかも、先生初の修正なんですね。貴重！その前段階の1カメ、2カメ、3カメとあみだくじも可笑しくて微笑ましくて笑っちゃいました。フォローさん、いつも参考になるレビューありがとうございます！本当に良いお話で、読めてうれしいです。
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