どちらもタイラント





2021年3月18日
作者様買いです。ん~…評価をつけるには難しいテーマですね。未散先生の独特な世界観が炸裂した作品です。義兄弟であるタイラとアリの関係性が、崖にピンと張った綱の上を、命綱なしでユラユラと渡っているように思えます。どちらかが足を踏み外しても、共に真っ逆さまに谷底へ飲み込まれそうな危うい二人に見えてしまいます。お互いに全力で愛し合っていると共に、共依存しているようで、強くもありもろくもある印象ですね。医療に携わる者としては、死ぬような危険を味わう事で、生きている事を実感するというのは、なかなか理解し難いものではあるし、それを見つめるタイラの心も計り知れないものがあります。二人の死生観のようなものが合致しているんでしょうか…
どちらも互いが全てなのは間違いない事で、失う事の恐怖がないのか知りたいな、と思います。別の作家さんの作品で、死を望んでいる相手にセッ*スの快楽で生きている事を実感させる、なんていう物語があったんですが、タイラとアリがガツガツ求め合うのは、そういう意味もあるのかな、とふと思いました。人の体温、温もりは何より生きてる証です。繋がる事で幸せを感じていたらいいですね。タイラにとっても、アリにとっても、唯一無二の生涯かけた味方です。
フリーの気苦労大変ですね。心中お察し申し上げます。頑張れ~。
どちらも互いが全てなのは間違いない事で、失う事の恐怖がないのか知りたいな、と思います。別の作家さんの作品で、死を望んでいる相手にセッ*スの快楽で生きている事を実感させる、なんていう物語があったんですが、タイラとアリがガツガツ求め合うのは、そういう意味もあるのかな、とふと思いました。人の体温、温もりは何より生きてる証です。繋がる事で幸せを感じていたらいいですね。タイラにとっても、アリにとっても、唯一無二の生涯かけた味方です。
フリーの気苦労大変ですね。心中お察し申し上げます。頑張れ~。

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