ルサンチマンの青い砂
」のレビュー

ルサンチマンの青い砂

貴雄球6

賛否わかれてますが

2021年3月21日
私には思春期の難しさや矛盾さに苦しんで独りよがりにも見える独特の時を描いた様に「見せてる」としか思えませんでした。ルサンチマンとは、弱者が強者に対して憤り、怨恨、憎悪、非難の感情を持つことですが、題名のルサンチマンの青い砂から受ける印象は思春期の青臭く流動的なルサンチマン。何となく作品からはその意図が感じられはするけど、屋上での一件は結局物語のキーにはなっていないし、コウキは弱者でもなく、ただの流されやすい自己のないクズだし。マサミが桂との事を目撃しなければ平然と二股し、コウキは二股している自覚もなくそれをマサミと桂のせいにしたでしょうね。弱者とは?そして何故自〇しようと?まとまりが無い内容ですね。最後、過去の記憶なのか「気持ちわりぃ」と同級生?に言われてるシーンがありますが、これの導入も唐突で意味が無く、結局この作家さんは何が描きたかったのだろうか?となります。コウキと同じく自己陶酔な印象ですね。
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