みちみちなるままに
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みちみちなるままに

じゃのめ

ハマれなかったけれど、後悔なし

2021年3月27日
小学生のころ、共に絵を描くのが好きで唯一無二の存在になったかのような武田と長内。中学で武田が告白して恋人同士になったはずが長内の裏切りで武田はリンチを受け、酷いイジメに遭い、そのまま離れ離れになってしまう。

漫画と絵画、夢への希望や葛藤、それぞれの羨望や嫉妬や執着がぐちゃぐちゃになり、自分の発した言葉や行動は忘れてしまったのに、相手にされたことや言われた言葉は胸に刺さって抜けない刺になる。

読んでいて辛いなと思うけれど、作者さんの他作品からいつも受ける衝撃や感動はあまり無かった。でも、時間を置いて読み返したら違う景色が見えるかもしれないと思うので、購入したことは後悔していない。
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