夜が終わるまで
」のレビュー

夜が終わるまで

西田ヒガシ

大人の上質エンターテインメント作品

ネタバレ
2021年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少し前のセールで作者さん買い。表題作+その後の番外編。作者さんの最近のTwitterで、「発売後いま初めてちゃんと読んだらなかなか面白いし全てが自分の好み。自分で描くと自分の好みになるから不思議」という、西田先生らしいコメントをされていて、それなら読まねばと積読から発掘。絵に特徴あるからと読まず嫌いは損をします。上質な大人のエンターテイメント作品で冒頭からドキドキ一気読み。もっと早く読めば良かった〜(積読発掘作品読むたび毎回思う。。)。
街中の喧嘩に巻き込まれて行方不明になった弁護士で数少ない友人の影山の事件の捜査を担当する検事日浦。日浦にはどうしても影山が死んだとは思えない。毎晩影山の夢をみる、しかも抱かれる夢を。捜査をしていく中で影山の弟が現れる。しかも影山に瓜二つの姿で。。。
西田先生のお話には現実と妄想と夢が曖昧な同一線上にあることが多くて、明確な答えを出さないところも好きですね。弟のその後は少し気になるけど、メインのふたりに限れば綺麗なハピエンなので安心して読んでください。
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