このレビューはネタバレを含みます▼
バーテンダー兼裏の仕事持ちの廉と、雨の夜に裏口で倒れているところを廉に拾われた得体の知れない男のカスミ。廉のトラブルシューターの仕事を手伝うようになったカスミは躊躇のない暴力で問題を解決していきます。この本では暗い過去に囚われていた廉が解き放たれるまでといったところでした。カスミの素性や最後の中谷についてはぼんやり。他にもいくつか気になるところがありましたが、こういうヒリヒリする刹那的なお話によくある想像力で補完するタイプでした。分冊では完結となっていましたが、続きがあればぜひ読みたいです。
2020年11月 総196ページ 修正は見えない構図、一部白抜き。