このレビューはネタバレを含みます▼
絵のタッチ、雑な感じにまず驚きました。
とてもストーリーに入り込めないだろうな…何だコレは…と思いながら(さながら子供の上手な絵日記)、
弟が10歳と思えない幼稚園児並みの幼児性に、姉の弟への揶揄いも不快な感じ。親への不遜な態度も。
しかし案外ストーリーや心情が練られていて、弟が居なくなる経緯や居なくなった時の表現の仕方など、ストーリーに入ることは出来ました。
しかし?その後の家族の崩壊が、あまりにも淡々と崩れてあっという間に親が挫折し過ぎで、
残された娘をここまで気遣えない両親にもドン引き。
何かこう違和感がある。作画が子供の絵日記みたいなのにゾワっとする感じのせいかと思っていたら、そうじゃない。
コレ、韓国の作品なんですね〜
だから微妙な節々で、日本人の情緒や矜持とそぐわない訳です。
毎度思うんですが、ナゼ「日本人の名前」にすべての登場人物を変えて、舞台も「日本」のフリをわざわざしてから、配信するんでしょう????
だから違和感を感じる。
そして、それが韓国だったのね…!と隠しキレなかった文化が露呈してきたシーン(葬式でチマチョゴリ、箸の使い方/食事のマナーが日本式で見ると悪過ぎる等)
で偽装が判ると、なんか詐欺っぽいような騙し打ちされた不快感を拭えないんですよねぇ。
…なんでそんな事するんだろう?堂々と最初から、韓国舞台で韓国名で勝負すれば良いのに!
こっちは全然差別なんかしないのに、隠して「日本」のフリをするから、「あれ?」「??」となって
日本だと思うからマナーや心情がオカシイんじゃないかな?と感情移入する際に少しの違和感があるんですよねぇ。
外国のお話だと思えば、文化や情緒の違いもそうなんだねぇと、スッと受け止められるでしょう?
わざわざ「日本」に偽装して発表するなんて、韓国しかしないですよね?
アメリカやイギリス、フランス、中国も、自分の国の世界観を大切にしていて、読者もその国々の文化を物語で体験できるのを楽しみにしている位ですよ!
それをわざわざ隠して偽装するから、変な感じになるんだと思います。
作品やストーリーとしては、終盤は残念ですが、序盤はかなり良いと思うので、本当に作品そのもので勝負して欲しい。
さくらレビューも要らないです。
本当にまっすぐ勝負して、直すなら名前じゃなくて、終盤のストーリー展開の粗さを直してあげたら良いと思う。