松かげに憩う
」のレビュー

松かげに憩う

雨瀬シオリ

キャラの描写

2021年4月8日
作者買いです。
吉田松陰を中心に、高杉晋作や伊藤博文など、松下村塾に集った有名どころの面々が登場します。彼らの生い立ち、松蔭との出会いや関わり方を通じて、松蔭のキャラクターを浮き彫りにするような描き方でした。群像劇らしい面もあります。
個々の内面描写に力が入り、さすが雨瀬さんドラマチックに仕上がってました。
ただ今回の作品はあまり好みとは言えなかったです。幕末史への愛が邪魔をします。松蔭だけ妙に女っぽいのもなんだかなぁ。私も長州派でっす。
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