真夜中のオルフェ
」のレビュー

真夜中のオルフェ

ビリー・バリバリー

心に染みる優しいお話

ネタバレ
2021年4月10日
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お名前は知っていましたが、作者さんの作品を読むのは初めてでした。

表題作のみ、188P。
悪夢にうなされ眠れない不眠症の一紫×同僚・和深のお話。
一紫が和深の低くて優しい声を聞くと眠れると分かり、同居生活をスタートさせたふたり…。
幼い頃のトラウマから悪夢を見るようになってしまった一紫が和深に助けられながら過去と向き合い乗り越えていく様子が美しい絵と穏やかで優しい世界観で描かれています。
途中から出てきたお父さんのエピソードもまた悲しくて切なかったですが、救われるお話で良かったです。
途中クスッと笑える場面があったり、年の割りに幼い一紫が可愛かったり…
シリアスだけど悲しくならない愛の溢れる温かい作品で読後感もとっても良いです。
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