宇宙を駆けるよだか
」のレビュー

宇宙を駆けるよだか

川端志季

タイトルだけ壮大

2021年4月17日
全巻既読。
設定は好みだが全体的にリアリティが乏しすぎ。
展開が急でキャラクターの気持ちが丁寧に描かれていないし、表情も上手くはないのであまり何も伝わって来ず、とにかく全体通して深みがない。
あゆみがいい子そうに描かれているが、そんなに好きなキャラクターではなかった。
然子と入れ替わった後も「今まで人の外見を気にしたり自分と人を比べたことがなかったから、今の姿が醜いという自覚がなかった」そうで、その嘘くささにびっくりする。
然子は然子で、あゆみと入れ替わる前はそんなに性格悪くなかったのに、入れ替わった後の方が性格悪くなった気がするが。
そもそも然子の苦しみもわからなくはないが、大半は独りよがりというか、自分ばかりがかわいそうで不幸だと思うなよ、とも思う。
その他の男キャラも含め、とにかく全体通して嘘くさくてムカムカする作品だった。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!