鳴けない小鳥と贖いの王
」のレビュー

鳴けない小鳥と贖いの王

六青みつみ/稲荷家房之介

ほうろう編…まさに二人とも迷子。

ネタバレ
2021年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生のファンでいろんなレビューを読み、これは読みたい!と仕事中にも思いを巡らせながら今作では終わらないと知り迷い…ばっちり購入しました笑。稲荷家先生のルルが可愛いんですよー!小鳥でも人型でも!もう、とにかく!とにかく!ルル*リエルの幸せになるところをとにかく読みたいです!まっすぐな想いをこれでもかと身振り手振りに、表情にも隠すことなく笑顔で大好きって伝えているはずなのに。どうしてこうなるのー!ぶっちゃけアホ攻はどーでもいいです。環境は本人にはどうにもできない所があるから耐え忍ぶ人生だったことを差し引いても、愚か過ぎて呆れました。両親を見ていて、過去からの実体験も踏まえてなぜ教訓になっていないんだろうか?(おそらく実子ではないのに)身重な女狐を案じて容赦ない暴力をルルに振るったアホ…なんて愚かなんだろう、と。一晩中アホの言葉を信じて、信じ続けて待ち続けたルルに結婚式参加という地獄を与える。真っ裸で地下牢に放置とか…ため息しか出ない。国外追放された瞬間もアホの言葉をそのまま受けとめて、それでも許される望みを捨てられない一途さ。その前の一対一での尋問シーンも酷い言葉を浴びせまくるアホに辟易しました。こんなに攻めに対して怒りを覚えたのは初めてじゃないかというほどで、痛い目に遭って欲しいという生易しい言葉では言い表せない。跡継ぎってそんなに必要?いつか出会うかもしれない運命の相手に出会ったら、ルルは即捨てる、と?よくもまぁ有言実行したよね。目の前にいる人を大事にできない人が、“かも、たら”前提の想像の中でしかない相手や子供を未来で大事にしようと考えてるんだから救いようがない。いや、運命の相手にはもう出会えてるんだけどね!アホがアホなおかげで大事に出来なかったんだよね!ダリウスの偽物の愛を感じながら寿命を迎えたほうがましだったと思うような続編がきそうで怖いです。絶対読みますが笑。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!