このレビューはネタバレを含みます▼
オメガ設定。それぞれが第3の性がある世界故に傷ついたものを背負い。襲われかけた時に偶然助ける形での出会い。唯一気を許し自分の安全な居場所だと思っていた受け。安全な存在であろうと恋心も本能も必死で封じ込める攻め。王道のオメガ設定がきちんと入り。
ヒートが起こり底に落として、そこからの話しの盛り上がりが純粋。鈍感な受けの変化や2人の恋心が重なる過程にキュンキュンしました。オメガの根底にある本能やフェロモンと、気持ちの好きとは、の互いの不安もきちんとあり。底からの恋心による浮上と、ここまでオメガの流れを入れ込んでいるのに暗くならずに軽やかに爽やかに読ませつつ甘さもあり。
大好物の赤面も、作者さんのあとがきより、読み返してから本当だ、可愛いなっと気づいた程、作品自体の
練られた流れと受け攻めのキャラに惹かれました。
少し時間が経過した大学生編まで描かれていて、
まとめ力にも感嘆。じわじわとちゃんと育てていく2人がとても良い。素晴らしい完成度に脱帽です。