リーマンの青春+工藤さんのその後





2021年4月24日
「願い叶いたまえ」の工藤さんのその後が読みたくて購入したのですが、表題作もとても良いです。タイトルの背景を知ると、なんて秀逸なと思います。スーツを着て、仕事をこなして、「ただの人生」を送ろうとする男たちの切羽詰まり感に、胸が詰まります。こんな漫画みたいなことないでしょって思えないところが、西田先生の面白さの一つのようにも思います。そして、工藤さん…。またしても辛い。いや、「願い叶えたまえ」はきっと辛くはなかったはず。深見さんは生きているもの。はぁ、辛い。工藤さんを思うと私が辛い…と思っていましたが、本編後の湊(表題作)と工藤さんの絡みで(こういうのほんと嬉しい)、毒づく工藤さんを見て、同情は不要だった…と思えました。ただ、幸せを願います。

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