魔女をまもる。
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魔女をまもる。

槇えびし

魔女狩りのはなし

2021年4月25日
もし村に「魔女」がいるとなれば、その村が消えてしまうかもしれない仕組みにはゾッとしたけれど、本当にそういうことなのかもしれない。現代も「魔女狩り」はあるけれど、単純に正義ではないことは行う方もどこかで分かってる今とは違って、本当に悪魔はいたし魔術師がいた時代の話なので、現在よりも魔女狩りが正しい行いだった。その時代の困難さがよく分かりました。その中で魔女は治療できると言ったことの凄さ。最初から魔女や悪魔がいない現代の価値観であればそう言うことはできるかもしれないけれど、そういうわけではなくて。そこら辺が興味深いし面白いと思いました。神学者が科学者であることが矛盾しないということは理解はするけれどやはり実感としては難しい。終わりかたの余韻が、現実においてこの期激化する魔女狩りをおもえば何とも言えない気持ちになりました…
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