真夏のサイレン
」のレビュー

真夏のサイレン

櫻川なろ

作品読むならネタバレなしオススメ

ネタバレ
2021年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ いまセール中。あらすじ読んで、試し読みからもミステリBLのようでかなり期待して読んだのですが、うーんいまいち嵌まらず、残念。
高校生仲良し4人組がキャンプにきて、この3人に中にいる好きな人に告白すると宣言した優弥が吊り橋から落ちて事故死。残された3人は10年後に同窓会で再会して、あの事故は殺人ではないかとお互いを疑って犯人探しを始める。
1章ごとに視点を交代してそれぞれがみた優弥の人物像、互いに隠していた優弥との過去が語られていくので、ページをめくるごとに驚きがありました。どことなく坂元裕二脚本のドラマをみてるようで非常に面白い構成だとは思うんです。が!なぜか嵌れなかった。たぶん、最初の物語の語り部が実はメインではなかったから(モノローグで嘘はつけないから、構成上仕方ないとはいえ)、あと、視点を変えたせいで優弥の人物像が定まらなくて、どんな人だったのか最後までよくわからなかったから、かな。いちおう伏線はあるとはいえ、ラストの唐突感も否めないかも。
ものすごく面白くなるはずだった作品という印象でした。
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