β×Ω、番ではないけれど

ネタバレ

2021年5月4日

このレビューはネタバレを含みます▼ Ωがあまりに可哀想な話は苦手なので、オメガバースはいつも躊躇してしまいます。絵はあまり好みではなかったですが、試し読みが気になり他の人のレビューを読んで、熟考して購入しました。結果、とても良かったです。半額購入が申し訳ないくらい。
仕事も家も無くしたβのリアムは、α一家に生まれたΩオリヴァーの世話をするため雇われる。オリヴァーは番を剥がされ、終わらないヒートに苦しんでいた。そのオリヴァーのヒートを収めるようにリアムとオリヴァーは身体を重ねながら、気持ちも通わせて行く。
オリヴァーはΩである事で苦しいし、オリヴァーを愛したリアムは番えないβである事が苦しい。けれど性別ではないところで、二人が愛し合い、一緒に生きていく姿が尊いです。途中、オリヴァーのクズの番が出てきますが、しっかり痛い目に会うので爽快です。Ωが不当に扱われる事もありません。二人が出会って幸せになるまで見られて、温かい気持ちになれる作品です。

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usk☆43 さん

(女性/40代) 総レビュー数：115件

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