パパセクスキャラメリゼ
」のレビュー

パパセクスキャラメリゼ

楔ケリ

申し訳ないけど無理でした。

ネタバレ
2021年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いですが、残念です。
『メメントスカーレット』すごく良かったのになぁ…
子育てBLは好きですけど、賭けなんです。失敗の原因をわかっていながらの賭けで、読みます。感動か茶番かのどちらかに偏ります。
そもそも女性を愛せない男が、母親のために結婚をして家庭を持つ事が間違ってると思うのです。女性は結婚の道具ではないし、子供を産む道具でもない。例え奥さんがゲイである事に薄々気づいていたとしても、彼女には微かな望みを持っていたはず…傷ついた彼女を気の毒に思うし、生まれた子供が一番の被害者です。女の一生背負う覚悟、子供の人生背負う覚悟のない男が、結婚なんかするなと言いたい。
確かに、栗栖は娘を精一杯愛してるとは思います。だけど、あの小さな子が両親の不仲を悲しみ、笑顔のない家族を耐えるには、あまりにも辛いです。大人の身勝手に傷つくのは、子供です。
今さら、ゲイだからって…最初から気持ちのない結婚はするべきじゃなかった。
そこに現れた爛れた男、新稲。栗栖に近づき、もっともらしい正論並べるけど、偽善のようにしか聞こえないんです。落とす事が一番の目的にしか見えないので、全てが嘘臭くて、なんか初めからムリでした。自分でも認めてたしね。
子供の気持ちを疎かにして、欲望に流される父親。落とす事に悦びを求めるチャラ男。ある意味お似合いです。
そこから急展開の本気の恋。チャンチャラ可笑しくて、読む気が失せました。
ほなみちゃんの幸せを、心から願います。ただそれだけです。
ファンの方には大変申し訳ありませんが、私には理解出来ませんでした。考え方の相違です。評価下げてすみません。
いいねしたユーザ31人
レビューをシェアしよう!