はいらなくても、いいじゃないか【コミックス版】
」のレビュー

はいらなくても、いいじゃないか【コミックス版】

ゆざきさかおみ

すごい良かったんだけど攻めが…

ネタバレ
2021年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんです。数カ月前にフォローさせて頂いている方々が続々と高レビューを上げられていたので、試しに購入しました。表題作のみ全6話+描き下ろしで合計170ページ。大柄なトーマ×小柄なヒロのお話で、体を繋げるために試行錯誤するという展開。受けのヒロがとっても良いキャラしてました。体は小さいけれど考え方が男前で、「ただ挿れるだけがセック/スじゃない」ってほんとに正論です。挿れられないからと落ち込んで後ろ向きなトーマを鼓舞して、他のやり方を提案したり、心の繫がりを大事にしようとするその姿勢がとても好感が持てました。お話自体は今まであまり見たことがないタイプでユニークだし、そんなにエロくは見えなかったけど絡みのシーンも豊富。絵もスッキリ綺麗で見やすかったんですが、なぜ★5でなかったかというと、攻めのトーマのキャラが好きになれずだったから。一見すると優しい感じなんですが実は結構ネガティブで、ヒロが挿れなくてもいいと言っても、ほんとは自分に気を遣っているだけなんじゃないかと悶々としてしまうタイプです。なんで恋人の言ってることをわざわざ否定してまでネガティブに考えてしまうのか…。逆を言えばそこまでキャラの心情に入り込ませられるということなのかもですが、やっぱりトーマが好きになれず★4つにしました。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!