最果てのパラディン
」のレビュー

最果てのパラディン

奥橋睦/柳野かなた/輪くすさが

「言葉」の大切さ&重要さを考えさせられた!

2021年5月9日
壮大なファンタジー作品。難しい部分もあるけど、好きな世界観で一気読みしました!
強く賢く優しい家族達から温かいたくさんのものをもらって育っていく彼が、出会う人たちを助け、人と関わることで新たに気づき、人として成長していく物語です。

「言葉」って普段から何気なくコミュニケーションのために使っているけど、それが人に力を与える大切さや、逆に傷つけることになる重要性を、この作品を読んだ後に改めて考えています。
発した「言葉」は変えられない。それは時に、攻撃する武器になるし、意図せず相手を縛る呪いにもなる。困難から助ける力にもなる。
この物語では、魔法を使う為に「言葉」を使い、その重要性が描かれているし、たくさんの「助言」が彼を困難から救ってくれる。かけられた「言葉」で気づいたり、絶望したり、喧嘩したり、仲直りしたりする。

私が「言葉」を発しても彼のように魔法は使えないけど、「言葉」の力は、時に良くも悪くもすごい力になること、その大切さと重要性を忘れずに、使っていかなくてはと思いました。
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