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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 最果てのパラディン

    奥橋睦/柳野かなた/輪くすさが

    「言葉」の大切さ&重要さを考えさせられた!
    2021年5月9日
    壮大なファンタジー作品。難しい部分もあるけど、好きな世界観で一気読みしました!
    強く賢く優しい家族達から温かいたくさんのものをもらって育っていく彼が、出会う人たちを助け、人と関わることで新たに気づき、人として成長していく物語です。

    「言葉」って普段から何気なくコミュニケーションのために使っているけど、それが人に力を与える大切さや、逆に傷つけることになる重要性を、この作品を読んだ後に改めて考えています。
    発した「言葉」は変えられない。それは時に、攻撃する武器になるし、意図せず相手を縛る呪いにもなる。困難から助ける力にもなる。
    この物語では、魔法を使う為に「言葉」を使い、その重要性が描かれているし、たくさんの「助言」が彼を困難から救ってくれる。かけられた「言葉」で気づいたり、絶望したり、喧嘩したり、仲直りしたりする。

    私が「言葉」を発しても彼のように魔法は使えないけど、「言葉」の力は、時に良くも悪くもすごい力になること、その大切さと重要性を忘れずに、使っていかなくてはと思いました。
  • うっかり陛下の子を妊娠してしまいました~王妃ベルタの肖像~

    西野向日葵(富士見L文庫/KADOKAWA刊)/田中文

    国統治の背景と人間模様が作り込まれている
    2021年5月9日
    絵も美しく、衣装や背景や登場人物もしっかり作り込まれていてすばらしい作品です。
    これから、というところで完結なのが残念ですが、この深みのある内容を2巻でおさめているのに、短いながらとても読みごたえがあります!
    他の方々もおっしゃっていますが、タイトルが良くなくて、ぜんぜん"うっかり"ではないし、軽い話ではないです。タイトルからくる印象とのギャップがあるので、タイトルのキャッチーさにひかれて読むと何か違うとなるかもしれません。私はタイトルで読むのをしばらく躊躇していたのですが、読んでよかったです。
    確かにタイトルの"妊娠してどうなったか"の話は、この2巻で終わったので、タイトルを変更して続きを描いてくれないかなぁ、、、と願ってますが、続きがなくてもこの2巻だけでも読みごたえばっちりでおすすめです!
  • オルタナティブ

    天禅桃子

    3人それぞれの思い、それぞれの関係が好き
    ネタバレ
    2020年7月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ その人を好きと思う三者三様な気持ちが、それぞれの視点で読めて、共感できてすごく好きです。


    たとえ両思いでも、相手からの思いを気づいていないと片思いと同じですれ違ってしまうし、
    「両思い」って一般的に恋愛に使う言葉だけど、友情の両思いもあるなぁ、
    その人を大切に思う気持ちがお互いであればそれは『思いやりの両思い』だな、と。
    そして、相手のことを考えて「思っている」気持ちを言葉や態度で伝えることで、密度、深度のある関係を築けるな、と改めて思いました。


    友情、愛着、恋情、恋慕、愛情、楽しい、居心地いい、安心、、、いろんな種類の『好き』という気持ち、、
    それぞれが相手を思いやる気持ちを持ってるから
    3人それぞれ、3組ともが両思いなんです!
  • 青の花 器の森

    小玉ユキ

    すきなとこいっぱいの作品
    2020年7月11日
    長崎 波佐見の窯元が舞台で、有田焼は知ってたけど知らなかった波佐見焼を知れて嬉しい。

    ふたりの、仕事への考え方とか方向性とかが違うけど、一緒にやってくうちにお互い良い影響を与えあって素敵な作品ができていくのが すき! 共に働く面々も、気持ちのよい仕事ぶり&気持ちのよい関係性で すき! 私自身もともと古典的な紋様をみるの楽しいけど、青ちゃんの書く自然をモチーフにした絵柄 すき!
    それぞれ辛い思いをしてきたふたり、お互いのことを気づかいあえる優しいふたり、ふたりとも相手がつくる作品が好きでリスペクトしてて、、惹かれていくのは当たり前だな、ふたりともかわいい!幸せになってほしい!

    早くどんどん続きが読みたい気持ちと、ゆっくりじっくりこの人たちをみていたい気持ち。これからもまだいろいろな展開が待っていそうだな、、楽しみです!
  • 春を抱いていた

    新田祐克

    この人達の生き方に、引き込まれ続けました
    2020年7月8日
    特集組まれてて知った作品で、続編も合わせて全部一気に読みました。すごい作品です!

    当たり前なことなのですが、登場人物ひとりひとりがそれぞれの考えで生きています。とてもリアルにそれぞれが生きているので、単に漫画の話とは思えません。読み進むうちにどんどんこの物語の世界観が広がっていきます。
    それぞれが新しい仕事に向き合う度に、影響しあって人として変化していきます。それが生きているということであって、すごく当たり前のことですけど、それがきちんと細部まで描かれています。

    人生の、長くもあり短くもある道のり、険しく大変なことも大切な人と仲間たちと共に乗り越えて生きていくという幸せな日々、続編最終巻まで読んで、すごいの一言。
    大作すぎてもう一度初めから読むのにはもう少し時間がかかりそうですが、またじっくりと、この人たちに会いに行きたいと思います!
  • 春を抱いていた ALIVE

    新田祐克

    シリーズを一気読みしてしまいました!
    2020年7月8日
    シリーズで長い作品なので読むの迷ったけど、読み始めたら最終巻までとまりませんでした!
    レビューで結末を知る前に読んだ方がいいって書いてる方がいて、そのまま結末のことは知らずに考えずに読みきりましたが、私もその方がいいと思います!

    華やかな芸能界を舞台に、才能と努力とすごい精神力で、生きていく人たちの話です。
    大変な日々、時に壁にぶつかり、お互いがぶつかり合ったり、でも助け合って補いあって乗り越えていく、そんなパートナーと認め合って共に生きる、すごい!
    役者という仕事の本質も、取り巻くリアルな人間模様もすごい! それもさることながら甘々な2人の夜、盛りだくさん!
    登場人物たち1人ずつが個性それぞれこの世界で生きてます。すごい作者さん!
    いろんな意味で格好いい彼らの、幸せな生き方の物語、出会えてよかったです!