発情トーキングマシン330
」のレビュー

発情トーキングマシン330

りーるー

芸人BLもえ

ネタバレ
2021年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 著者の印象は「昭和の実力派」なので老齢の私にはそのツボわかるねんけどもういいねん、というところがあります。(実年齢は知りません。あくまで作品から受ける印象です)とても整っていてうまいのだけど多少粗雑でも新鮮なものが読みたいという欲です。
でもディアプラスで芸人ものの連載予告を見て、これ絶対面白いだろうなと思いました。芸人と昭和は親和性高いですから。

そして第一回を読み主要人物の急死で始まるオープニングにうわあ、となり(ズルいてやつですよ! おセンチの押し売りダメ絶対)ましたが読み終わる頃にはこれ天才でしょ、と手のひらクルックル返していました……。

不満もないことはないんですよ。結局モーちゃんはいい人オブラートに包まれたまま終幕しちゃったしね。いちばんエゴ強い人でしょ嫁も大変だったろう…。
松尾の才能のえぐみみたいなのはモーなきいま愛人たちの方が知ってるんだよな。そういういびつさが新しいし、とても良かった。芸人萌えの人は必読だと思います。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!