このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんなんですが、新刊発売でランキングに入っていて既刊がセールになっていたので、とりあえず１巻のみ購入。高レビューとそうでないレビュー両方見て、あーこれは賭けかなと思いつつ購入したんですが、残念ながら私には合わなかったです。１巻は表題作のみ７話＋描き下ろしで合計184ページ。校内一のヤリ/チン・吉田×中学時代のゲイバレ経験から人付き合いを避けている亜貴のお話です。元同級生から亜貴がゲイであることを知った吉田が、それをネタに亜貴にセ/フレになることを強要して…という展開。うーん、攻めの吉田がクズ過ぎる…。最初も結構無理やりだし、後に亜貴が「付き合っててもすぐ誰かに手出しそう」と言ってますが、まさにそれ。本人は否定してますが、亜貴のことをいいなと思ってからの展開が早くて、その今までのクズっぷりを挽回する間がありませんでした。亜貴がゲイであることをアウティングした隼人もクズ。打ち明けられてどうしたらいいか分からず「一番最悪な方法で突き放した」って、うーんこれはちょっと許し難い。亜貴を人間不信に追い込んでおきながら、吉田に説教たれるのも何だか理解できませんでした。亜貴の元同級生の女子も受け付けられなかったし、亜貴が不憫過ぎる。可哀想な亜貴に肩入れしたいんですが、吉田とヤってあっさり好きになってしまう亜貴の恋愛体質にも共感できず、モヤモヤしたまま終わってしまいました。続巻では二人のイチャラブが見れるようですが、ここに至るまでの土台の部分でかなり挫けてしまっているので挽回できなさそう…。絵が好みなだけに、とても残念でした。
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