このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いで２巻読了。１巻は４話＋別作品の番外編＋描き下ろしで164ページ、２巻は表題作のみ５話＋描き下ろしで162ページ。１巻目には別作品「ひよちゃん〜」の番外編が入ってます。私はこちらも読了済だったので気になりませんでしたが、この番外編だけでは読めないので「ひよちゃん〜」未読の方はうーんとなるかも。表題作は、家柄のしきたりで主従関係にある尊（従）×君人（主）のお話です。両片思いなんですが、お互いに相手が自分の近くにいてくれる唯一の理由は主従関係があるせいだと思っていて、思いを伝えて関係が崩れるならこのままでいい！みたいな。すごいこじれてる〜！王道と言えば王道なんですが、拗らせ方が上手くてすごいじれったかったです。私は個人的にこういうジレジレした感じが好きなので楽しんで読めましたが、ウジウジと考え過ぎて女々しいと感じる人もいるかも。当て馬君も、もう少し引っ掻き回してくれても良かったんですが、結局二人の後押しをしてサッと引いてしまいます。良く言えば当て馬によるストレスなく読める、悪く言えば障害が少なく起伏が小さいというところでしょうか。私は嫌いじゃなかったです。あと２巻のあとがきで作者さんも書かれてましたが、可愛い絵柄に反してエロは結構多めだった気が。受けの君人の表情が、エッチ中もう少しバリエーションがあれば尚良かったかなと思います。
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG