キミにともだちができるまで。
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キミにともだちができるまで。

保谷伸

号泣でした

2021年5月28日
もともと小さな子供が主人公の物語は好きで、その子がどうか幸せになってほしいと思いながら読む。今回もまた、人見知りが激しくて話すことができずに、いつも筆談で過ごす小学1年生のりゅうくんが、従兄弟のお兄ちゃんに「友だちの作り方」を教えてもらっていく話。でも、そのお兄ちゃん自身が、実は友だちがいなくて、内弁慶で、カッコしいなタイプ。彼自身も、りゅうくんと一緒に過ごすうちに変わっていく。そんな話なんだけど。人はどれだけ人に助けられているのか?どれだけ癒されているのか?そんな事を思い出させてくれる物語で、その事に触れる度に涙が自然と溢れて止まらない。2015年に完結している話で、6年後の現在、ふたりがどんな風になったかが覗きみたい。きっと友だちが周りにきっといるはず。もしも、問題を抱えてても乗り越えられるし、もしかしたら、誰かを助けてるかもしれない。とにかく幸せであってほしい。
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