春の呪い
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春の呪い

小西明日翔

まさに呪い!

ネタバレ
2021年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、春に対する主人公の感情が恋愛であったかはわからないけれど、愛着、執着など、特別な感情を持っていたことは確かだと思う。また、常識や生い立ちから、春に強い罪悪感を抱いているが、もういないのだから、本当の想いも何もかも答えは存在しない(正直、SNSの情報の信憑性や本当の気持ちは測れない。しかし、実際に姉を地獄に連れていきたい(一矢報いるようなこと)と思っていたかは謎だが、葬儀の際に写真と一緒に埋葬するように姉に頼んでいる。これはSNSでの発言と合致する行動ではないだろうか)。まさに死人に口なしである。そのため、この物語は一生解消されることのない「呪い」と付き合っていく物語だといえるのではないだろうか。
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