春を抱いていた afterward
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春を抱いていた afterward

新田祐克

ずっと一緒

ネタバレ
2021年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌で掲載されていた「スペアキーの条件」「夏の蝉」の間に、コミックス書き下ろしの「サクラビト」が収録されています。物語の時間軸順に掲載されてるから、「サクラビト」は「スペアキーの条件」の数年後かな?岩城さんと洋介の落ち着いた関係にも、翔との穏やかな関係にもホッとしつつー、‘’あの‘’小野塚くんの涙と、その小野塚くんを支えるのが岩城さんという絵に涙でした。そして「夏の蝉」。最後まで読了した今、あの出来事がここに繋がったなら救われると心から思いました。雑誌掲載時とコミックスの帯(電子版には収録なし)にもあるコピー「岩城が。香藤が。誰かが。少しずつ進めた、その先の未来ー」その通りでした。いま、私の中でも思い出すのは笑顔で微笑み合ってる香藤と岩城さん、そして一颯と夏空野です。新田先生、この作品の締め括りを温かい気持ちにさせてくださってありがとうございました。
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