梅収穫の住込みバイト、空気感が清々しい





2021年6月10日
読み放題からで、ライトノベルです。両親からの愛情薄く、自己肯定感の低い大学生の真知は、現実逃避するように乗り込んだ電車内で見知らぬお婆さんに声を掛けられます。流れでお婆さんの梅林で梅の収穫バイトをすることになります。お婆さんの梅林ではクマさんと呼ばれる青年も働いています。梅の収穫作業とそこで暮らす人々とのふれあいが、真知の閉ざした心を解きほぐしていきます。最初は真知がなかなか馴染めなくて大丈夫かなあと思ったんですが、お隣の幸太くんがいい役目してます。南高梅の産地で梅林と言えば、和歌山県のみなべ町南部梅林かと勝手に想像してました。何度か訪れたことのあるその地は、梅の花のシーズンは山一面に花が咲きほこってきれいですよ~。山の斜面での作業はそれはそれは大変だろうと想像できます。そんな情景を思い浮かべながら楽しく読ませていただきましたー。評価は星4.5です。

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