ファンタジーをファンタジーで描く

これが第1巻め。クロネコシリーズの『アソビ方』、はノラ猫真悟がヒョウの圭市に捕まるまで。
クロネコに変身して逃げる真悟を、圭市が半分ヒョウに変身して追いかけるシーン。クロネコ姿の真悟を必死に口説く圭市と真悟の切ないモノローグ。シリーズ中でも最高です。うっかり泣きます。
毎回中の表紙絵が美しく、お約束のお腹乳首見えが素敵。
日本1のイケメン俳優にどえらい広いマンションと家具調度品の豪華な感じ。そこに遊び人の大道具のバイトが恋人として入ってくるファンタジー。
芸能界もののシンデレラストーリーにすんなり抵抗なく入り込め、しかも彼らが可愛く愛おしく感じられる。この離れ技を可能にしたのが『猫科人間』という設定なんですよね。
ネコとヒョウのcpを見る時耳より尻尾、腰からお尻にかけてのラインに目が行きますが、作者さまの絵がうんまい！
真悟のクロネコ姿がそりゃもう可愛くて、人間の姿でえちしてる時とのギャップに萌えます。
事後、猫に変身して真悟がベッドを抜け出す瞬間、イケメン俳優と一緒にクロネコに落ちてしまいましたよ。
はああ。よかった面白かった甘かった。初読み作家様でしたが、レビュアーの皆様が次々に挙げられるだけあってすっごい。ありがとうございました。