はだしの天使
」のレビュー

はだしの天使

野ノ宮いと

君の生まれた国に触れ合う旅路

ネタバレ
2021年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を見ているようでした。
かつて見たベルリン天使の歌やCITY OF ANJELを思い出しました。
天使が人に恋をする話だったなぁ。これも?と思い購入。魂に触れた罰として天界を追放された天使と靴職人の青年とのお話でしたね。とても綺麗に繊細に描かれていて初コミックスと知り驚きました。
LITTLE MERMAIDのオマージュもあって天使も地上の暮らしは初めて尽くしだものねと微笑ましくもあり。何も知らない無垢なベニーも仕事や人間関係も築きターナーだけに依存しない所も良かった。
ベニーが天使と知っても変わらないターナーの優しさと懐の大きさに靴を贈り彼を縛らず自由に旅へと送り出す人柄にベニーも惹かれたのかな。帰るための旅や素敵な街並みと映画にも匹敵するストーリー。
一人旅で君の生まれた国の文化、歴史、生き方を触れ合いから学んだ元、天使なんて初めてで。ターナーもベニーの口からそんな言葉が聞けて嬉しかったと思う。彼の歌声も聞いてみたいですね素敵です。
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