恋するインテリジェンス
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恋するインテリジェンス

丹下道

きっと、もっと、ずっとエンドレス!

2021年6月13日
このシリーズ、どこまで行くの?…という疑問がチラと脳裏をかすめても、無視無視。「好きなキャラのお話はできるだけ長く読んでいたい!」というみんなの欲求を満たしてくれるお話にヤボなことは言いっこなし。
…と言いつつ小声で白状すると「やたら登場人物が多くて」「ほぼ皆オトコ同士でデキてて」「長編化してる」系のお話、コミックも小説もしばらく避けていました。まず「これほどのキャラのラインナップ、必ずあなたのお気に入りが見つかるはず!」と乙ゲー的・カタログ的・戦略的に差し出されると、気持ちが引く→物語に没入できないジレンマに。そして『ツラいエピソードはラブをより甘くするスパイス(スイカに塩) 』的パターンがどのカップルでも繰り返されることや、「みんな同じ攻め専・受け専学校でお作法を学んだの?」と思いたくなるほどアノ時の喘ぎ方や肉体的反応が似通っていることも気になってしまう…。
でも「これはそういうお話なんだから」とそのまま受け入れてみたら、とびきり楽しい世界が待っていました。たまにはユニ*ロ的・画一的な様式美もいいな!そう、これはカッコいい男たちがアレしてコレしてハァハァしているのを楽しむお話なのです。私は武笠×深津推し(大富豪攻めと赤貧受けがおずおずと紡ぐ恋がツボ)。
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