フェイクファクトリップス 【電子限定特典付き】
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フェイクファクトリップス 【電子限定特典付き】

末広マチ

甘さが足りな~い!けど、それもアリ!

ネタバレ
2021年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作者さんです。「ヤキモチはきつね色」「dear signal」が可愛くて特に好きなのですが、今作はテイストが違っていて、可愛いさではないピリっとした面白さがありました。
高校生の頃に、何かにつけて勝ち負けにこだわり、負けた方が勝った方の言うことを聞くという勝負をしていた全と良。社会人となり、会社で再会したのをきっかけに、勝負も再開!そんなわけで、この2人は基本口げんかをしています。全も良もそれぞれの課で断トツのやり手なのに、お互いを前にするとIQだだ下がりで、しょうもない勝負事ばかりしてしまうという設定です。流れと勢いでエチまでしてしまうというおバカっぷりです。そしてそのまま「落とした方が(惚れさせて方が)勝ち」という勝負へ突入。
落とすために誘いの言葉をささやいたり、触れ合ったりもするのですが、まぁ~何と言うか、雰囲気がちっとも甘くない苦笑。でも、この話は、そこが面白味と言えるところでしょうか。。。良の秘めた想いが明らかになってきたり、全が自分の気持ちを自覚していったりと、読み応えもあります。
でもでも、個人的好みで言えば、せめて気持ちが通じ合った2人には、さらにIQ激下がりで、甘々イチャイチャしてほしかっったよ~って思ったのです。足りない~甘さが足りないよ~と。私的には☆4かな~と思いながらendを迎えました。
ですが!描き下ろしで、思い出したのです。全は今まで自分から人を好きになったこともアプローチもしたことがない男だったー!と。甘え方など知るわけもなかった…。その設定に忠実な姿なんだーと感心し、「許せ…」と言う全の精一杯に、良同様、私も完敗です。
そして、フォローさんも仰る通り、今回は体つきが今までよりもエロく描かれているように思います。甘さは足りないけれど、エロさは増し!
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