ライオン如きの国から
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ライオン如きの国から

博士

ルカマコかわいい〜……

ネタバレ
2021年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 陽気なマサイの青年(案外現代に馴染んでいる)と、ちょっと変わり者の受けちゃんのお話です。
出会い→好き→セ○クスの間がわりと短くて、軽くない!?wwと引いてしまうかと思いきや、この2人ならそうなるかぁと不思議と納得してしまいます。そう、すごく不思議な空気が流れているのですが、それが心地いい。
タイトルは、ライオン「ごとき」?は最初どう捉えればいいかわかりませんでしたが、ハチ「ごとき」のマコトと、ライオン「ごとき」と言えてしまうかもしれない世界にいたルカの対比。またハチ「ごとき」ですが、ルカはそのハチに救われた経験があったこと。そのあたりなのかなぁと思いました。(追記:タイトル英訳がlike〜ですし、辞書引いたら〜のような、とあったので、ライオンのような〜ととるのがいいのかも…?)
絵は安定しています、動物や昆虫が丁寧に書かれていて可愛らしい。人物の書き方も好みで、ルカの筋肉、しっかりかかれた眉毛、ひきしまったおしりが特によかった!
修正ですが、黒い部分だけにトーンを貼っているような感じで、もはや目を凝らせば見えるくらいです。色は薄いですが雰囲気を乱しません。エッチシーンもすごくえろい、し、エロだけではなくクスっとくるやりとりがあったりするのが高得点です。
あと個人的にプラスなのは、綾ちゃんたちをちゃんと描いていること(モブの顔面書かれないこともあるので…)、彼女の思いの重さをきちんと物語の中に組み込んでくれていることですね。
漫画の書き方がとても上手く、よみやすさはもちろん人物に入り込めるようなモノローグやコマの配置、心地の良い間、すべて好みでした。作者さまの世界観にどっぷり浸かれるのがいい。初めて過ごした夜の表現が好きです。
博士さん、これから作者様買いさせていただきます……。
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