天才ファミリー・カンパニー
」のレビュー

天才ファミリー・カンパニー

二ノ宮知子

壮大でグローバルなドタバタ劇

ネタバレ
2021年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全6巻。
エリート父亡き後、企業戦士の母良子(41)を頭脳で支える天才DK勝幸(17) 母のキャリアとマイホームを思うままに手にして来た母子二人三脚のサクセスストーリーも、突然の母再婚で怪しくなり。天才を悩ませる自由な再婚相手荘介(45)とその連れ子春(17)が同居し、勝幸に降りかかる受難からの破茶滅茶壮大でグローバルなドタバタ劇(笑)

やはり変人天才を産む天才二ノ宮さん!!
様々なタイプの変人天才の宝庫です。

中身は有能実業家の老け顔DK勝幸が、ハイスペックで私欲なく献身的ないい人のはずなのに、性格の悪さから善人オーラがほぼないキャラ(笑)話が都合よく繋がりすぎるのと、国際レベルの貢献度も閉鎖的な展開なので地味〜〈のだめ〉の様に掘り下げが有ればもっと面白かったかも。でも壮大さは〈のだめ〉と似ているので、後に〈のだめ〉で成功したのがよくわかるグローバルで画期的な構想でした。

勝幸の才能がお騒がせ父子(荘介・春)のおかげで開花した爽快な話。でも一番の天才は春だったりして(笑)
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