うそつきは恋のはじまり
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うそつきは恋のはじまり

ハルモト紺

攻め・受け共にキャラが少し分かりにくい?

ネタバレ
2021年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、セールで紹介されていたので試しに購入しました。表題作全5話+短編1話+表題作の描き下ろしで合計230ページ。表題作だけでも180ページ弱あって1冊にできそうなくらいで、プラス短編なのでボリューム的にはかなり満足できます。表題作は本屋のアルバイト・大島くん×本が好きでBLも嗜む乙女脳腐男子の及川さんのお話です。ある時大島くんに腐趣味がバレて…という展開。確かに自分が思ってたのと左右が逆だと解釈違い!ってなりますよね笑。受けだと思っていた大島くんが攻め側だと分かった時の及川さんの反応が、腐そのもので面白かったです。一回目読んだ時、心が惹かれ始めている及川さんに対する大島くんの対応がよく理解できず、うーん?となってたんですが、あれは大島くんが及川さん好みのSっ気のある攻めを演じてたということなんですよね?2回目読んでやっと分かったんですが、ちょっと分かりにくいかなと思ったのは私だけ?あと、及川さんは大島くんの顔が好みと言ってるので、もともとバイなのかなとも思ったんですが、あくまで腐趣味はあるけどノンケっていうことなんでしょうか?ノンケなら同性の人の顔がめっちゃ好きとはならないし(いや、なるのかな?)、なんだかその辺のセクシュアリティもぼんやりしていた気が。同僚で腐仲間の高木さんもいいキャラではあったけど、BL話だけでなく大島くんとの関係も赤裸々に話すとか、ちょっと彼女との距離感も共感しにくかったです。短編の方は、受けが全然受け入れられずでした。絵が総じて綺麗で読みやすかったのと、初コミックスということで★3.5で。
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