イノセントを穢すキス【単行本版】
」のレビュー

イノセントを穢すキス【単行本版】

五月女えむ

表題作のみ★復讐と葛藤と愛憎デスティニー

ネタバレ
2021年7月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハラハラと切なくて、夢中で読みました。五月女えむ先生のファンタジーもの、いいですねぇ。両親と住む村と全てを失ったオンブラ。10年後、彼の前に現れたのは仇である王子・シリウス。それでもシリウスは気が付かない。憎しみだけで生きてきたオンブラは復讐の機会を得ますが、当時のまま無垢で信頼を寄せてくるシリウスをなかなか殺せない…。一緒に過ごすうちに思い出す感情と復讐せねばと葛藤する心がとにかく苦しかった。そうとは知らずオンブラに惹かれるシリウスもまた…。読み応えたっぷりの再会愛・愛憎ものでしたが、とても心温まる良い仕上がりになっていてホッとしました。Hは最終話にて。オンブラの逞しいカラダが素敵でした。

「全6話・216P」
「描き下ろし5P」
「あとがき1P」
「応援書店ペーパー1P」
「修正・白抜き」
いいねしたユーザ11人
レビューをシェアしよう!