このレビューはネタバレを含みます▼
無意識に誰にでも優しくしてしまう学校の王子様•高校3年生の里見遥斗の元に、1年生の強面ヤンキー本郷譲が舎弟にしてくれとやって来ます。かつて譲の父親の会社が倒産した時、里見の父親が助けてくれたからだと言い、登下校にお昼休みと大型犬のように付き従ってくるようになります。そんな譲を追い払おうと、里見はセ◯レになろうと持ちかけます。硬派で真面目な譲には無理だと踏んでのことだったのですが、譲は本気に捉えて、ちゃんとお風呂に入ってガチガチに緊張して里見のところに来るのでした。舎弟(自称)から恋人になっても、一緒に暮らすようになっても、変わらない譲の健気な一途さにキュンキュンします。爽やかな王子様キャラの里見先輩ですが、セフ◯発言しかり、さり気にksな発言が垣間見られます。先輩の育ちの良さなのか天然なのか…?いずれにせよ、里見先輩と譲、双方のギャップがなんとも楽しい270頁超えの読み応えのある作品です。