このレビューはネタバレを含みます▼
狼の神様への生け贄にと捨てられた太郎。下ごしらえだよ、美味しく食べるためなんだよ、と大切に大切に育て、それが気づけば恋へと変化していくお話し。
過保護なほどに深い深い愛情をかける狼男のウルの真意が切なくてジーンとしました。途中どうなることかと思いましたが、勿論ハッピーエンドですので安心して下さい!太郎もウルも可愛くて、ウルの人間化した姿は美男です!
先生は描かれる物語は愛がとても深いものが多い気がします。そして儚げな世界観で、いつも物語に吸い込まれます。作画がまた素晴らしくて線がとても繊細で、動物達の毛並みや毛づやまでもがよくって植物や背景まで全てデッサンのよう。獣人ものを描いたら作画で右に出る者はいないのでは、と思わせてくれるほどに美しいです。ストーリーも可愛く心温まる作風で、是非読んでみてほしいです。