陰と日向のボーダーライン
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陰と日向のボーダーライン

大島かもめ

思いの外

2021年7月25日
評価がそこまで高くないのが勿体ないなと。好き嫌い分かれる作品かもしれませんが個人的に好きでした。メインカプともう一話入ってます。短編で上手くまとまってるなという印象。これからというところで綺麗に終わってるので、読んだ側が先を妄想する楽しみがあるかと。メインのお話▲外面では完璧な丸山課長ですが、プライベートでは闇を少し抱えていて拗らせてます。受けは課長を尊敬している素直で優しい部下の柴村。ひょんなことからゲイバレしてお付き合いが始まるのですが、課長は本当の愛を知らないが故に柴村を試す事ばかりしてしまいます。柴村も何故そんな事ばかりするのか分からず困惑して…終始暗雲立ち込める時間が過ぎますが、最後には雪解けを溶かすように柴村が受け入れてくれるので安心してください。私はもう一話の方が好きなんだけど、こちらは語学留学の日本人とルームシェアの外国人のお話。初めはぎこちない2人ですが一緒に時間を過ごす事で気持ちに変化が…という王道ストーリー。こんな2人どこかにいるよね〜という雰囲気で無理なく読ませてくれるのは作者様の腕ですかね。最後の方ロベルトが意外と可愛くて萌えました。本番は無し挨拶程度のキスまで。レビュー評価もっと高くても良いと思います。
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