声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~
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声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~

安武わたる

気になってはいたんですけど…

2021年7月28日
絵柄も流行りではなく、地味な感じですが、要は押さえる手法ですか?……

時代背景として史実に基づいていることも解る。そして、近代日本においては数多あったと思われる歴史の1つ……。

貧しさを果たして理解しているのか?と問われれば中流家庭に育ち、社会の暗部など知るよしもなく育ってきた自分には到底、想像も及ばないんだろう。

主人公をみて、人の“質”とは如何なるものか?と考えさせられる。
そして、人の矜恃とは何か?死ぬまで生きること、生き抜くこととは…何か?何で生きるのか…。
現代にあって、その日その日を生き存えることの意味を考えさせられる……。
読んでて愉しいことばかりじゃないのに…目が離せない物語です。
…人生と同じか…。
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